乳び胸と発熱に悩まされる
2016/5/14 生後18日 乳び胸が発覚
- 前日にPICUへ戻った。
- ミルク20ml/回。消化に問題は無し。
- 術後につけていた、体内の余分な水を抜くドレーンは今日抜ける。
- 夜中に乳び胸が発覚。乳びを抜くドレーンを入れて、ミルクは脂肪分の少ないMCTミルクに変え、1~2週間様子を見て治れば母乳に戻す。
- 心拍130台、サチュレーション60~80台、呼吸数20~60。
実はこの日、PICUに戻ったという連絡が手違いで来ておらず、ICUの面会時間に行ってしまいました。
「すみません!」と謝られましたが、息子の状態は良い方向に向かっているのだし、長時間面会できるようになるので全然平気でした。
久しぶりにPICUで会う息子は、眠り薬の投与がごく僅かになってしっかり起きていることもあり、割と機嫌も良くとても可愛かったです。
少しずつミルクの量も増えてきました。
とはいえ、一般的な新生児の場合この時期は100ml/回なので、1/5の量はとても少ないです。
次の手術に向け、できるだけ心臓に負担をかけないギリギリの量しか与えられませんでした。
勿論、負担をかけないよう授乳方法は鼻チューブによる注入です。
それでも、お腹が減って泣いていてもミルクを注入するとしばらくは泣き止みご機嫌になっていました。
ただ、乳び胸になってしまいました。
ドレーンで抜いたものを見ると、オレンジがかったクリーム色の乳びがたくさん抜けていました。
術後にはよくあるらしいです。この乳び胸にはかなり長い間悩まされることになりました。
乳び胸とは
何らかの原因で胸管(リンパ管の一部)に傷が付き、乳白色のリンパ液である乳びが漏れて胸水として溜まること。
漏れた乳びが少量の場合は、自然に吸収される為経過観察となるが、量が多ければドレーンで抜く。
その後は脂肪分をカットした食事(赤ちゃんの場合はMCTミルク)、リンパ管の修復を待つ。
2016/5/15 生後19日 37.9℃の熱が出る
- 動脈管が閉じてきているので、広げるプロスタグランジンの点滴量を増やした為、37.9℃の熱が出ている。
- 心拍160台、サチュレーション60~80%台、呼吸数20~60.
- ミルクは25ml/回。
- 強心剤は少し減らした。
またプロスタグランジンによる熱が出てしまいました。
そのせいで苦しそうによく泣いていました。
ミルクの量も少し増えたとはいえ、常にお腹が減っている状態ですし、しんどかったのだと思います。
心拍が上がっていたのも気になりました。
2016/5/16 生後20日 おしっこのドレーンがとれた
- 37℃台の熱は続いている。
- 心拍160台、サチュレーション60~80%半ば、呼吸数30~100台。血圧も、80台/40台とやや高めか。
- ミルクは30ml/回。
相変わらず熱がありました。
心拍に加え、呼吸数が増えてきたことも気になりました。
抱っこをしたくても、まだドレーンがついているので出来ず、ひたすら声をかけたりポンポンしたりして、眠らせるよう頑張りました。
またこの日オムツを交換していると、はじめておしっこをピューッとされました。
男の子ならではですね。そんなところも可愛かったです。
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