術後7日目でようやくICUを出る
2016/5/11 生後15日 バンディング手術後5日目 ICU まだ安定せず
- 人工呼吸器は外れた
- 肺に流れる血流が、眠っていると多くなり過ぎるので窒素で調整、起きると少なくなりサチュレーションが低くなるので酸素で調整中。まだ安定しないので、眠らせる薬は引き続き投与しICUで様子を見る。
- 利尿、心臓の状態は特に問題なし。
- 肺動脈バンディングの再手術は今のところ考えていない。
毎日搾乳を頑張っていましたが、義両親が来てくれた時の暴飲暴食や、日々の疲れからか乳腺炎になってしまいました。
39℃の高熱と胸の痛みでとても面会には行けなかったので、電話で息子の様子を聞きました。
息子については、大きな問題は無いもののまだ眠らせる薬は引き続き投与ということで、早く自分の身体の調子を整えて会いに行きたくなりました。
2016/5/12 生後16日 バンディング手術後6日目 眠らせる薬の量が減る
- 完全に起きると肺への血流が安定せず、呼吸数が80ほどになり苦しくなり、お腹に空気が入ってパンパンになってしまうので、朝方に一時的な眠らせる薬を投与中。術後のように終日的なものではない。呼吸数は、40~50回/分に抑えるのが今の時期はベスト。
- 心拍120前後、サチュレーション80%前後(但し、ミルク注入後は60%台)、呼吸数20~60。
- 心拍は、術前は140~150だったが、寝た状態で120に落ち着いた。本人にとってもこの方が楽。
- ミルクは注入で10ml/回。昨日までは5ml/回。
- 利尿、熱等は問題無し。
- 容態的にはPICUに戻れるが、今新生児がたくさん産まれて満床なので、空き次第戻す。
- 肺への血流は、体重が回復してくると安定する。
- ノーウッド手術は生後1か月を目途に実行する。体重が出生時くらいに戻るまで待つ。今は恐らくマイナス100~200g。但し、待ちすぎるとバンド(ノーウッドでは外す)が肺動脈に悪影響を与えるので、あまり長いことは待てない。
ようやく、眠らせる薬の量を減らすことができました。
ここまで長かったです。
それでも一生懸命呼吸をする息子を見て、
(簡単だと言われていたバンディング手術ですらこんなに大変なのに、心臓手術の中でも最難関クラスと言われているノーウッド手術に耐えられるのか。。。)
と不安になり、思わず先生に
「やっぱりノーウッド手術、受けないといけないんですよね?」
と聞いてしまいました。
答えは勿論イエス。前述の通り、あまり長いことは待てないということでした。
2016/5/13 生後17日 バンディング手術後7日目 ICU PICUへ戻る話が現実味を帯びる
- 昨日と特に変わらず。少しずつミルクの量を増やして体重を増やす。
- PICUが空き次第戻す。
まだ乳腺炎が治りきっていなかったので、この日も面会を休み、電話で様子を聞きました。
ようやくPICUに戻る話が現実的になってきました。
ICUではほんの30分程度しか面会できませんでしたが、PICUでは午後の6時間ほど面会できるので、長い時間息子と一緒にいられるようになります。
そうして、その日中に無事にPICUに戻れたのでした。
ノーウッド手術まで、また大変な日々が始まります。
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